background-removal
作成者 inferen-shBiRefNet を inference.sh CLI 経由で利用する background-removal スキルで、画像の背景を自動で削除できます。商品写真、ポートレート、EC用画像、透過 PNG、素早い切り抜き作業に最適です。
概要
background-removal スキルでできること
background-removal スキルは、BiRefNet モデルを inference.sh(infsh)CLI 経由で実行し、高品質な画像の背景削除を自動化します。
このスキルは次のような用途に向いています:
- EC・マーケットプレイス向けのクリーンな商品写真
- ポートレートやプロフィール写真の切り抜き
- 透過 PNG が必要なマーケティング・SNS クリエイティブ
- 背景を手作業を最小限にして削除・差し替えしたい、スピーディーな画像編集
このスキルは inference.sh のツールのみを使用します(Bash の infsh * コマンド)。そのため、シェルスクリプトや CI パイプラインなど、他の自動画像処理ワークフローに自然に組み込めます。
主な機能
- BiRefNet による高精度な背景削除で、被写体をきれいに切り抜き
- PNG 書き出しやコンポジットに適した透過背景出力
falai/reveアプリを使った プロンプトベースの背景変更(例: 新しいシーンへの差し替え)- 画像をまず AI モデルで生成し、その後背景を削除・変更して仕上げる Generate→Edit ワークフロー
このスキルが向いているユーザー
background-removal スキルは次のような場合に有用です:
- EC カタログを管理しており、統一感のあるクリーンな商品画像が必要
- マーケティングやデザイン業務で、繰り返し発生する切り抜き作業を自動化したい
- バッチ画像処理パイプライン(スクリプトや CI ジョブ)で、CLI ベースの背景削除を行いたい
- すでに inference.sh CLI を使っている、または AI 画像モデルを CLI で動かしてもよい
一方、次のような要件にはあまり向きません:
- 端末を使わず、グラフィカルなデスクトップエディタだけで完結させたい
- リモート推論を使わず、完全オフラインで処理したい
- モデル出力ではなく、1 ピクセル単位で手作業のマスク調整が必要
使い方
前提条件
background-removal スキルを使う前に、以下を準備してください:
- 動作する ターミナル環境(macOS、Linux、または Windows の WSL / PowerShell)
- インストール済みの inference.sh CLI(
infsh) infsh/birefnetやfalai/reveなどのアプリを実行するための inference.sh アカウント
CLI のインストール手順はリポジトリで管理されています:
https://raw.githubusercontent.com/inference-sh/skills/refs/heads/main/cli-install.md
background-removal スキルのインストール
エージェントまたはローカルの skills セットアップにスキルを追加します:
npx skills add https://github.com/inferen-sh/skills --skill background-removal
これにより、inferen-sh/skills リポジトリから background-removal の設定を取得し、エージェントが対応する infsh アプリやワークフローを呼び出せるようになります。
ステップ 1 – inference.sh CLI でログイン
infsh をインストールしたら、モデルを実行できるよう認証します:
infsh login
画面の指示に従ってログインを完了してください。
ステップ 2 – BiRefNet で背景を削除
シンプルに背景を削除したい場合(例: 商品写真を透過 PNG にしたい場合)は、CLI から BiRefNet アプリを直接呼び出します:
infsh app run infsh/birefnet --input '{
"image_url": "https://your-photo.jpg"
}'
https://your-photo.jpg を公開アクセス可能な画像 URL に置き換えてください。アプリは背景を削除した画像のリンクを含む JSON を返します。
ステップ 3 – Reve で背景を編集(任意)
背景削除だけでなく、特定のシーンに差し替えるなどの編集を行いたい場合は、このスキルで紹介している Reve を利用します。
背景を削除して透過にする
infsh app run falai/reve --input '{
"prompt": "remove the background, make it transparent",
"image_url": "https://portrait.jpg"
}'
背景を別のシーンに差し替える
infsh app run falai/reve --input '{
"prompt": "change the background to a beach",
"image_url": "https://product-photo.jpg"
}'
prompt の文言を変更して、希望する背景(studio white、gradient、office、nature など)を指定してください。
ステップ 4 – 画像生成から編集までの AI ワークフロー
background-removal スキルは、「生成してから編集する」パターンも示しています:
- AI モデルで画像を生成する
- 背景を削除・調整して編集する
リポジトリのスニペットをベースにした例:
# 1. 画像を生成
infsh app run falai/flux-dev-lora --input '{
"prompt": "a cute robot mascot"
}' > robot.json
# 2. robot.json から image_url を jq などで抽出し、Reve で編集
# (疑似例。お使いのツールに合わせて調整してください)
IMAGE_URL=$(jq -r '.image_url' robot.json)
infsh app run falai/reve --input "{
\"prompt\": \"remove background, make it transparent\",
\"image_url\": \"$IMAGE_URL\"
}"
大量に画像を生成してから、マーケティングや商品利用向けに一括で背景処理するワークフローに向いています。
スクリプトや自動化への組み込み
background-removal スキルは CLI ベースのため、Bash スクリプトや CI ワークフローへの組み込みが容易です:
- CSV や画像 URL のリストをループ処理
- 各画像に対して
infsh app run infsh/birefnetを呼び出し - 返ってきた URL やダウンロードしたファイルをアセットパイプラインに保存
Bash の例スケッチ:
while read -r URL; do
echo "Processing $URL"
infsh app run infsh/birefnet --input "{\"image_url\": \"$URL\"}" >> results.json
done < product-images.txt
S3 や CDN、ローカルフォルダなど、お使いのストレージや後続処理に合わせて調整してください。
FAQ
デスクトップエディタではなく background-removal スキルを使うのはどんなとき?
多数の画像に対して、再現性のあるスクリプト化された背景削除を行いたい場合に background-removal スキルが適しています。CLI ツールや自動化、既存パイプラインへの AI 画像編集の統合を重視するチームに向いています。1 枚だけを目で見ながら細かく調整したい場合は、デスクトップエディタのほうが使いやすいこともあります。
background-removal はどのモデルやツールに依存していますか?
このスキルは主に次のコンポーネントで構成されています:
- 高精度な背景削除を行う BiRefNet(
infsh/birefnet) - 背景変更を含むプロンプトベースの画像編集を行う Reve(
falai/reve) - 例示ワークフローで画像生成に使う flux-dev-lora(
falai/flux-dev-lora) - 実行インターフェースとしての inference.sh CLI(
infsh)
このスキルを使うには inference.sh CLI が必須ですか?
はい。background-removal スキルは inference.sh CLI がインストール・設定されていることを前提としています。このスキル内で紹介している infsh login や infsh app run ... といったコマンドは、CLI がなければ動作しません。
URL の代わりにローカル画像ファイルを使えますか?
リポジトリの例では、HTTP リンクを持つ image_url を使用しています。ローカルファイルのサポート可否は、infsh CLI と各アプリの機能に依存します。最新の infsh ドキュメントおよび infsh/birefnet と falai/reve のアプリリファレンスを確認し、ご利用環境でローカルパスやファイルアップロードがサポートされているかをチェックしてください。
background-removal スキルは完全オフライン環境でも使えますか?
いいえ。background-removal スキルは inference.sh プラットフォーム上のリモート推論アプリを呼び出すため、ネットワーク接続が必要です。オフラインのみの処理が必要な場合は、別のローカルホスト型ソリューションを検討してください。
マーケティングや EC 分野での典型的なユースケースは?
よくある使い方は次のとおりです:
- 生の商品撮影データを、ストアフロントやマーケットプレイス向けのクリーンな透過 PNG に変換
- カタログ全体の背景を統一(例: 全て白背景、または薄いグレー背景に揃える)
- ヒーロー画像の背景を削除・差し替えして キャンペーンビジュアルを準備
- ランディングページや SNS 用に、インフルエンサー写真やポートレートを素早くクリーンアップ
できるだけ手軽に使い始めるには?
cli-install.mdの手順に従って inference.sh CLI をインストールします。infsh loginを実行します。- 1 枚の画像で次のコマンドを試します:
infsh app run infsh/birefnet --input '{ "image_url": "https://your-photo.jpg" }' - 結果に問題がなければ、このコマンドを background-removal スキル経由で、スクリプトやエージェント設定に組み込みます。
スキルの設定内容はどこで確認できますか?
inferen-sh/skills リポジトリ内の tools/image/background-removal/SKILL.md ファイルを開いてください。スキル名、説明、利用可能なツール、および本ガイドで紹介しているコマンド例の元になっている定義が記載されています。
