migrate-to-shoehorn
作成者 mattpocockmigrate-to-shoehorn は、TypeScript のテストで使われている `as` キャストを @total-typescript/shoehorn に置き換え、より安全に部分的な fixture を作れるようにするための支援スキルです。キャストだらけのテストデータを整理したいとき、migrate-to-shoehorn ガイドに沿って進めたいとき、あるいは Test Automation 向けに migrate-to-shoehorn の使い方を標準化したいときに使います。
このスキルの評価は 68/100 です。掲載に値する一方で、広範なワークフロー全体を担うものではなく、テスト移行に特化したユーティリティとして位置づけるのが適切です。ディレクトリ利用者には、`as` ベースのテストアサーションを Shoehorn ヘルパーへ置き換えるための具体的で導入可能なガイダンスを提供する点を伝えられますが、対象範囲は狭く、パターン全体の理解はリポジトリ内容にある程度依存します。
- トリガーが明確です。フロントマターには、Shoehorn を使いたい、テスト内の `as` を置き換えたい、部分的なテストデータが必要だといったケースで使うよう明記されています。
- 運用面で具体的です。SKILL.md には `as Type` と `as unknown as Type` の移行前後の例に加え、`@total-typescript/shoehorn` のインストールコマンドも含まれています。
- テスト限定のリファクタリングで agent の判断を助けます。本番環境での使用を明確に避けつつ、部分的なテストオブジェクトに対する型安全な代替手段に絞って案内しています。
- 適用範囲は狭めです。スキルは明確にテストコード専用のため、アプリ全体のリファクタリングや本番パターンには向きません。
- 補助情報がやや少なめです。スクリプト、参考資料、追加リソースがないため、agent は主に SKILL.md の説明例に頼ることになります。
migrate-to-shoehorn skill の概要
migrate-to-shoehorn skill でできること
migrate-to-shoehorn skill は、テストコード内の壊れやすい as キャストを @total-typescript/shoehorn に置き換え、TypeScript と押し問答せずに部分的なテストデータを組み立てられるようにします。巨大な fixture を抱えている場合、数個のネストしたフィールドだけが必要な場合、またはテスト内の as unknown as Type パターンを整理したい場合に特に向いています。
どんな人に向いているか
TypeScript のテストスイートを扱っていて、少ないボイラープレートでより安全に fixture を作りたいなら、この migrate-to-shoehorn skill を使う価値があります。既存テストの更新、新しい integration 系テストの作成、あるいはキャストだらけの mock に依存しているコードベースの標準化を進めるエンジニアにとくに有用です。
何が便利なのか
価値の中心は、単なる構文置換ではありません。テストのセットアップ摩擦を減らしつつ、型の意図を見える形で保てることです。この skill は、不完全なオブジェクトには fromPartial()、テストで意図的に型の形を崩す場合には fromAny() へと導くため、トレードオフがキャストの中に隠れず明示されます。
migrate-to-shoehorn skill の使い方
migrate-to-shoehorn skill をインストールする
次のコマンドでインストールします。
npx skills add mattpocock/skills --skill migrate-to-shoehorn
インストール後は、まず SKILL.md を読み、その後、環境にリンクされたリポジトリファイルがあれば確認してください。この repo では skill の内容が 1 ファイルにまとまっているため、実践的なガイダンスは実装例の近くにあります。
漠然とした目的を、よいプロンプトに変える
migrate-to-shoehorn の使い方で成果が出やすいのは、曖昧な依頼ではなく具体的なテスト断片から始めるやり方です。たとえば、「このテストを as Request から fromPartial() に変えて、既存の assertion の挙動は維持してほしい」や、「as unknown as で作っている fixture を、テストが意図的に不正データを渡している箇所だけ fromAny() に置き換えてほしい」といった入力がよい例です。
skill に渡すべき情報
オブジェクトの形、テストフレームワークの前提、そして削除したいキャストパターンを正確に伝えてください。fixture が深くネストしているなら、実際に重要なプロパティを明示すると効果的です。というのも、この skill は必要なフィールドだけを残し、不要な偽装構造を落とすときに最も力を発揮するからです。
実践的な作業手順と repo の読み方
まず SKILL.md で移行パターンを確認し、そのうえでテスト内で as Type や as unknown as Type が使われている箇所を探します。migrate-to-shoehorn のガイドを適用するときは、最初にそのテストが「有効な部分データ」を求めているのか、「あえて無効なデータ」を求めているのかを判断してください。この選択によって、fromPartial() と fromAny() のどちらを使うべきかが決まります。
migrate-to-shoehorn skill の FAQ
migrate-to-shoehorn はテスト専用ですか?
はい。これは明確にテストコード向けであり、本番コード向けではありません。実行時のバリデーションや、本番環境で安全な型変換が必要なら、migrate-to-shoehorn は適切なツールではありません。
fromPartial() と fromAny() はどう使い分けますか?
オブジェクトが不完全でも、対象の型と構造的には整合しているなら fromPartial() を使います。テストが意図的に無効な値やありえない値を渡し、そのケースでは型チェックを迂回したいなら fromAny() を使います。
migrate-to-shoehorn skill は一般的なプロンプトより優れていますか?
多くの場合は優れています。というのも、広い助言ではなく、焦点の定まった移行パターンを与えてくれるからです。一般的なプロンプトなら「cast を避けてください」と言うだけかもしれませんが、migrate-to-shoehorn skill はどの置換を使うべきか、巨大な fixture をどう扱うべきかまで示してくれるため、書き換えの迷いが減ります。
初心者にも向いていますか?
すでに基本的な TypeScript テストを理解しているなら、はい。主な学習ポイントは、fixture が「不完全だが有効」なのか、「意図的に安全でない」のかを見分けることです。ここで使う helper が決まります。
migrate-to-shoehorn skill を改善するには
テストの本当の意図を skill に渡す
最も強い migrate-to-shoehorn 入力は、オブジェクトリテラルだけでなく、そのテストが何を証明しているのかまで含んでいます。たとえば、「このテストは body.id と headers.authorization だけを見ている」と伝えると、「この fixture を変換して」とだけ言うよりも良い出力が得られます。skill が意味のある最小形にオブジェクトを削れるからです。
ありがちな 2 つの失敗を避ける
1つ目は、fixture のノイズを残しすぎることです。これでは migrate-to-shoehorn を使う意味が薄れます。2つ目は、どこでも fromAny() を使ってしまうことです。これは型シグナルを弱めます。テストの意図に最も合う、できるだけ狭い helper を選んでください。
最初の変換後にもう一度見直す
migrate-to-shoehorn を最初に適用したあと、そのテストが契約をまだ明確に伝えているか確認してください。出力に不要なプロパティが残っているなら削除します。unsafe な値が必要だったなら、fromAny() の選択が意図的であり、そのシナリオ自体で分かる形になっているかを確かめてください。
repo 固有の制約に合わせてプロンプトを調整する
コードベースにテストの流儀があるなら、最初にそれを伝えてください。Jest か Vitest か、factory helper を使っているか、共有 request object があるか、import に関する lint ルールがあるか、といった情報です。こうした文脈があると、migrate-to-shoehorn skill は単なる構文変換ではなく、repo に自然に馴染む変更を出しやすくなります。
