programmatic-seo
作成者 coreyhaines31programmatic-seo スキルを使うと、テンプレートとデータを活用して、ロケーションページ、ディレクトリ、比較ページ、連携ページなどのSEO重視のページを大規模に設計・計画できます。量だけを増やした薄いコンテンツではなく、きちんと評価・コンバージョンされるページづくりを支援します。
概要
programmatic-seo スキルでできること
programmatic-seo スキルは、テンプレートと構造化データを使って、大量のSEO最適化ページを設計するためのスキルです。すべてのページを1つずつ手書きする代わりに、このスキルを使って「[keyword] + [city]」ページ、業界別ランディングページ、比較ページ、連携ページ、ディレクトリ、プロフィールページなどの再利用できるページタイプを設計しつつ、各ページで固有の価値を出せるように計画できます。
このスキルは、コードの執筆やデプロイではなく、戦略と構造設計に特化しています。具体的には次の点をガイドします。
- 実現可能なプログラマティックSEOの機会を見つける
- 適切なプレイブックを選ぶ(テンプレート、ロケーション、比較、連携、ディレクトリなど)
- それぞれのページが薄いコンテンツにならないよう、必要なデータ要件を定義する
- URL構造、内部リンク、インデックス方針を設計する
- 検索で評価されにくい重複・類似コンテンツを避ける
このスキルの対象ユーザー
以下のような場合に programmatic-seo スキルの利用がおすすめです。
- SEO担当者・グロースマーケター:プロダクトやマーケットプレイス向けに、数百〜数千単位のランディングページを展開したい方
- コンテンツ/プロダクトマーケター:"CRM for [industry]" ページや "best [category]" ハブ、連携ディレクトリなど、スケーラブルでコンバージョン重視のコンテンツを設計したい方
- ファウンダー・プロダクトチーム:大規模なコンテンツチームを持たずに、リード獲得のためのプログラマティックSEOを検討している方
ざっくりしたSEO戦略や全体的なコンテンツ計画がほしいだけなら、まずは seo-audit や content-strategy を使うとよいでしょう。programmatic-seo は、テンプレート化されたデータドリブンなランディングページを大規模に展開したいときに使うスキルです。
programmatic-seo スキルが解決する課題
このスキルは、プログラマティックSEOでよくある課題に対応するために設計されています。
- 薄いコンテンツのリスク – 各ページごとの固有の価値を明確にするよう促し、「都市名や業界名だけを入れ替えたテンプレート」にならないようにします。
- 何を作るべきか分からない –
references/playbooks.mdにある実績あるプログラマティックSEOプレイブック(テンプレート、ロケーション、比較、ペルソナ、連携、ディレクトリ、プロフィールなど)を使って、自社のアセットやオーディエンスに合うパターンを選べるようにします。 - URLやリンク構造をどう設計するか –
/templates/[type]/、/best/[category]/、/locations/[city]/のような分かりやすいURLパターンと、それに連動する内部リンク戦略を検討するよう促します。 - 実際にどんなデータが必要か – 各ページを本当に役立つものにするために、独自データやキュレーションデータなど、必要な情報を整理する手助けをします。
「戦略や独自データはなく、とにかくテキストを大量生成したいだけ」の場合、このスキルは向きません。量よりも、コンテンツの質と有用性を優先する設計になっています。
重要な概念とリポジトリ構成
programmatic-seo スキルのディレクトリには、主に次のファイルが含まれます。
SKILL.md– コアとなるプレイブック。内容は以下を含みます:- ビジネス、オーディエンス、コンバージョン目標に関する初期ヒアリング
- 機会分析・競合分析のためのプロンプト
- ページごとの固有価値や独自データといった中核原則
references/playbooks.md– 「12 Programmatic SEO Playbooks」として、次のような実在のパターンを紹介:- テンプレート(例:resume templates, invoice templates)
- キュレーション(例:"best [category]")
- 比較(例:"Notion vs Asana")
- Locations, Personas, Integrations, Directory, Profiles など
evals/evals.json–programmatic-seoスキルが、一般的なユースケース(例:CRM for [industry] ページ、複数競合との比較ページ)にどう応答すべきかを示す、サンプルプロンプトと期待される動作の定義
これらのファイルの役割を把握しておくと、このスキルが自分たちのプログラマティックSEOの目的に合っているか、素早く判断できます。
使い方
インストールとセットアップ
1. programmatic-seo スキルをインストールする
エージェント環境にこのスキルを追加するには、次のコマンドを実行します。
npx skills add https://github.com/coreyhaines31/marketingskills --skill programmatic-seo
これにより、coreyhaines31/marketingskills から programmatic-seo の設定と参照ファイルが、あなたの skills 環境に取り込まれます。
2. 主要なガイドファイルを確認する
インストール後、まず以下のファイルを開いて、このスキルの挙動を理解しましょう。
SKILL.md– 最初から最後まで通読してください。エージェントの役割を「プログラマティックSEOの専門家」として定義し、次の内容を説明しています。- プロダクトマーケティングのコンテキストを確認する方法
- ビジネスと検索の機会を評価する方法
- 薄いコンテンツを避けるための原則
references/playbooks.md– 12種類のプログラマティックSEOプレイブックにざっと目を通し、自社に合うパターン(templates, curation, locations, personas, comparisons, integrations, glossary, directory, profiles など)をメモしておきます。evals/evals.json– "CRM for [industry]" ページや、複数競合との比較ページなどのサンプルプロンプトを確認し、このスキルがどのような考え方・応答を期待されているかを把握します。
リポジトリ内に .agents/product-marketing-context.md(古い構成では .claude/product-marketing-context.md)がある場合は、内容が正確で最新になっているか確認してください。スキルはまずここを参照して、提案の前提となるコンテキストを取得します。
新しいプロジェクトで programmatic-seo を使う
1. プロダクトとオーディエンスの前提情報を整理する
エージェントにプログラマティックSEO戦略の設計を依頼する前に、次を準備しておきましょう。
- 自社のプロダクト/サービスの簡潔な説明
- 主なターゲットオーディエンスまたはセグメント
- 主要なコンバージョン目標(トライアル登録、デモ依頼、購入、ニュースレター登録など)
これらの入力情報は SKILL.md に沿って活用され、汎用的なページテンプレートではなく、実際のファネルに合ったアイデアを出すための前提になります。
2. プログラマティックSEOの機会を定義する
次のようなスケール可能なパターンが見えてきたタイミングで、このスキルを使い始めると効果的です。
- 「20業界分の "CRM for [industry]" ページを作りたい」
- 「15社分の "[自社プロダクト] vs [競合]" 比較ページを作りたい」
- 「"[service] providers in [city]" 形式のディレクトリを作りたい」
- 「"invoice template" や "quote template" などのテンプレートページを量産したい」
スキルは次のように動きます。
- このアイデアがどのプレイブック(Personas, Comparisons, Locations, Templates, Directory など)に当てはまるかを特定
- 不足しているコンテキストがあれば質問
- キーワードパターン、必要なデータ、テンプレートのセクション構成、内部リンク、インデックス方針まで含めた構造化プランを提案
3. プレイブックを選び、方向性を詰める
references/playbooks.md を参照しながら、スキルは次のことを行えます。
- あなたのアイデアに合うプレイブックを1つ以上選定
- なぜそのパターンがあなたのニッチに適しているのかを説明
- 各プレイブックに必要な価値要件を整理(例:Templates なら実際に使えるダウンロード素材・複数バリエーション・高品質な内容、Curation なら明確な評価基準と定期更新など)
そのうえで、方向性をさらに調整できます。例えば:
- 単なる "Locations" から、Locations + Directory の組み合わせに広げる(例:都市ごとのプロバイダー・ディレクトリ)
- Comparisons + Conversions を組み合わせる(例:比較ページの中で、強いCTAでトライアルへ誘導する構成)
4. データとコンテンツ構造を設計する
programmatic-seo の中核は ページごとの固有価値 です。実務上は、次のような設計を支援します。
- 各ページごとに収集・生成すべきデータポイントをリスト化(例:業界特有の課題、市区町村レベルの統計データ、業種別の機能利用状況など)
- それらのデータを、テンプレートのどのセクション(hero, proof, comparison tables, FAQs, ローカル/セグメント別の詳細など)に配置するかをマッピング
- 単なるキーワード置換テキストにならないよう、独自データ、実例、キュレーションされたインサイトをどこに配置するかを設計
これは、「このスキルを導入する価値があるか」を判断するうえでも重要なポイントです。プログラマティックSEOを行うだけの構造化データを持っているかどうかが明確になります。
5. URL構造と内部リンク戦略を決める
references/playbooks.md にある例に基づき、このスキルは次のような提案ができます。
- URL構造の例:
/templates/[type]/や/templates/[category]/[type]//best/[category]//locations/[city]//integrations/[tool]/
- 内部リンクパターンの例:
- 各業界ページから、中核となる "Industries" ハブへのリンク
- 比較ページから、メインのプロダクトページや料金ページへのリンク
- ディレクトリエントリから都市ページへのリンク/都市ページから各エントリへのリンク
この段階でしっかり設計しておくことで、大量のURLを作った後の構造変更コストを抑えられます。
6. eval シナリオで計画を検証する
evals/evals.json 内の例をチェックリストとして活用しましょう。
- 既存のプロダクトマーケティング・コンテキストを確認できているか
- 固有価値、独自データ、クリーンなURLといった中核原則を適用できているか
- バリエーションごとのキーワードリサーチとデータ収集計画があるか
- 内部リンク戦略や薄いコンテンツへの警告を盛り込めているか
これらの eval を満たせない計画であれば、データモデルを見直すか、スコープを縮小して、各ページが独立して価値を持てる状態になるまで調整しましょう。
このスキルが向いているケース/向かないケース
programmatic-seo スキルを使うとよいケース
- ロケーション、業界、連携、ユースケース、テンプレート、プロフィールなど、同じ型で多くのバリエーションを作れるページタイプがある
- 各バリエーションを意味のある違いにできる構造化データを保有・取得できる
- 検索意図が明確で、コンバージョンも狙えるランディングページを戦略的に設計したい
あまり向いていないケース
- 単発のランディングページを数枚作るだけでよい(一般的なランディングページスキルや手作業のコンテンツ制作で十分)
- 独自データや固有の切り口がなく、「AIでとりあえず1,000ページ作りたい」だけの状態(このスキルは、そのような使い方に警鐘を鳴らすよう設計されています)
- 必要なのがテクニカルSEOの監査やサイト全体の問題調査である(その場合は
seo-auditを利用してください)
FAQ
programmatic-seo スキルの主な目的は何ですか?
programmatic-seo スキルは、テンプレートとデータを組み合わせた大規模なランディングページ群、いわゆるプログラマティックSEOプロジェクトを、どのように計画し構造化するかを支援するためのものです。ランキングとコンバージョンの両方を狙える一方で、薄くて価値の低いコンテンツにならないよう、戦略設計・データ設計・ページ構造に重点を置いています。自動でページを公開するためのスキルではありません。
programmatic-seo スキルのインストール方法を教えてください。
Skills CLI を使って次のようにインストールします。
npx skills add https://github.com/coreyhaines31/marketingskills --skill programmatic-seo
その後、skills/programmatic-seo ディレクトリ内の SKILL.md、references/playbooks.md、evals/evals.json を確認し、このスキルがエージェントの振る舞いをどのように変えるのかを把握してください。
programmatic-seo でどのような種類のページを設計できますか?
references/playbooks.md にあるプレイブックを使うことで、例えば次のようなパターンに適しています。
- テンプレート(例:"invoice template", "resume template")
- キュレーションリスト(例:"best [category]", "top [number] [tools]")
- 比較ページ(例:"[Product] vs [Competitor]")
- ロケーションページ(例:"[service] in [city]")
- ペルソナ・業界別ページ(例:"CRM for [industry]")
- 連携ページ(例:"[Product] + [Tool]" ページ)
- ディレクトリ/プロフィールページ(例:マーケットプレイス、専門家ディレクトリ)
このスキルは、プロダクト特性と保有データに合わせて、これらのパターンをどう組み合わせるかの検討もサポートします。
このスキルは、プログラマティックSEOで薄いコンテンツをどう防ぎますか?
SKILL.md では、特に 各ページに固有の価値を持たせること を重視しており、独自データ、実例、意味のあるキュレーションなどの活用を強く推奨しています。また、evals/evals.json に基づき、次の点が満たされているかが評価されます。
- ページごとに差別化できるデータ要件を特定しているか
- 特定のキーワードや都市名をテンプレートに差し替えるだけの構成を戒めているか
- 明確な意図を持ったクリーンなURL・内部リンク構造を推奨しているか
これらの基準を満たせない場合、スキルはスコープを絞るか、データを強化するよう促し、安易な大量生成へ流れないようにします。
既存サイトの低パフォーマンスページにも programmatic-seo は使えますか?
はい。programmatic-seo は、テクニカルな問題の監査というより、ページタイプの設計・再設計に向いたスキルです。そのため次のような使い方ができます。
- 既存のロケーションページや業界ページなどのパターンを、プレイブックに沿って再考する
- テンプレートやデータ要件を再定義し、各ページの価値を引き上げる
クロール問題やインデックスの不具合、サイト全体の健全性チェックなどが主目的であれば、seo-audit スキルを併用することをおすすめします。
programmatic-seo は一般的なコンテンツ戦略スキルとどう違いますか?
content-strategy は、トピック選定、フォーマット、コンテンツカレンダーといった編集全体の戦略にフォーカスしたスキルです。一方 programmatic-seo は、ディレクトリ、比較、ロケーションページなど、繰り返し使えるデータベース型テンプレートと、それをスケールさせるためのシステム設計に特化しています。
「今四半期はどんなテーマでブログを書くべきか?」という問いには content-strategy を、「何百枚ものSEOランディングページを、ユーザーにとって本当に役立つ形でどう設計するか?」という問いには programmatic-seo を使うとよいでしょう。
programmatic-seo を有効活用するために、事前に何が必要ですか?
このスキルから最大の価値を引き出すには、少なくとも次の条件が整っていると理想的です。
- 明確なプロダクトとターゲットオーディエンスの定義
- 業界、都市、競合、テンプレートなど、繰り返し展開できるページパターンが1つ以上あること
- 何らかの構造化データ、またはそれを収集する手段(例:自社の利用データ、マーケットプレイスの掲載情報、キュレーションリスト、リサーチ結果など)
これらが十分でなくても、スキルをインストールしてギャップを洗い出すことはできますが、本格的なプログラマティックSEOを実行する前に、追加の準備が必要になる可能性があります。
