secure-workflow-guide
作成者 trailofbitssecure-workflow-guide は、Solidity のセキュリティワークフローを 5 ステップで整理して案内します。Slither による一次切り分け、機能別チェック、目視確認、セキュリティ特性のメモ、手動レビューまでをカバーします。デプロイ前やリリース前に、スマートコントラクトチーム、監査担当、開発者が再現性のある secure-workflow-guide を使いたいときに向けた内容です。
このスキルの評価は 84/100 で、スマートコントラクトのセキュリティワークフローに取り組むユーザー向けの堅実なディレクトリ掲載候補です。リポジトリには明確な実行条件、具体的な 5 ステップの手順、実行例の出力がそろっており、汎用プロンプトよりも曖昧さを抑えてエージェントを動かしやすい構成です。ただし、インストールコマンドや補助スクリプトは含まれていないため、導入時にはある程度の手作業が必要になります。
- 実行のきっかけが明確で、各チェックイン時、デプロイ前、またはセキュリティレビューが必要なときに使うべきだと明示している。
- ワークフローの具体性が高く、Slither、slither-check-upgradeability、slither-check-erc、slither-prop などの名称付きツールを使った 5 ステップの安全な開発プロセスを提示している。
- エージェントにとって扱いやすく、含まれている手順とサンプルレポートから、どのような出力を作るべきか、結果をどう解釈するかが分かるため、実行時の迷いが少ない。
- インストールコマンドやスクリプトは提供されていないため、環境への組み込み方は利用者が判断する必要がある。
- 補助ファイルは 2 つに限られ、参考資料もないため、特殊な実装や検証が必要なケースでは深さが足りない。
secure-workflow-guide skill の概要
secure-workflow-guide skill は、Trail of Bits の 5 ステップの secure development workflow を Solidity コードベースに対して実行するのを助けます。単発のスキャンにとどまらず、スマートコントラクトチーム、監査担当者、ビルダーが、デプロイやリリース前に「何がリスクに見えるか?」から「次に何を検証すべきか?」までを再現性のある手順でたどるのに最適です。
この skill は何のためにあるか
secure-workflow-guide skill は、実践的なセキュリティトリアージを中心にしています。既知の問題を検出し、どの専門チェックが適用されるかを見極め、構造を視覚的に確認し、セキュリティ特性を文書化し、手動での攻撃面をレビューします。そのため、一般的な prompt の助言を超えるカバレッジが必要な Security Audit 向けの secure-workflow-guide として特に有用です。
どんな人に向いているか
Solidity コントラクト、upgradeable パターン、ERC token、またはセキュリティレビューが必要な integration を含む repo なら使う価値があります。すでにコードがあり、調査結果の優先順位付け、適切な追加チェックの選定、無関係なツールの実行回避まで含めた workflow がほしい場合に強く適しています。
何が違うのか
一般的な「このコントラクトをレビューして」という prompt とは違い、secure-workflow-guide は workflow そのものが組み込まれています。Slither を使った最初のトリアージ、該当箇所だけに絞った特殊機能チェック、図を使った構造確認、特性の文書化、手動レビューの指針まで、セキュリティの流れが決まっています。この構成により、推測に頼る場面が減り、コントラクト固有のリスクを見落としやすい浅い監査を防ぎやすくなります。
secure-workflow-guide skill の使い方
まずインストールして、正しく起動する
インストールは次のコマンドです。
npx skills add trailofbits/skills --skill secure-workflow-guide
その後、具体的な repo と明確なセキュリティ目標を添えて secure-workflow-guide skill を呼び出します。よい prompt には、コントラクトの種類、想定アーキテクチャ、必要な判断が含まれます。たとえば「この UUPS staking system に secure-workflow-guide を実行して、upgrade 安全性、access control、ERC20 の前提条件に注目して」といった形です。
skill に適切な入力を与える
secure-workflow-guide の使い方は、次の情報を渡すと最も効果的です。
- 対象の repository か contract path
- コードが upgradeable か、token-like か、integration-heavy か
- いまの段階が pre-merge、pre-deploy、audit prep のどれか
- initialization、auth、proxy storage layout など既知の懸念点
弱い prompt は「この project をチェックして」です。より強い prompt は「contracts/ に secure-workflow-guide を使い、upgradeability、token handling、high-severity の Slither findings を優先して」といった形になります。
まず読むべきファイル
最初に SKILL.md を開き、その後 resources/WORKFLOW_STEPS.md で正確な 5 ステップの流れを確認し、resources/EXAMPLE_REPORT.md で期待される出力の形を見てください。repo を素早く理解したいなら、木構造をざっと眺めるよりも、この 2 つの resource のほうが役立ちます。
順序どおりに workflow を使う
いきなり特殊チェックに飛び込まないでください。secure-workflow-guide は、まず既知の問題から始め、そのコードベースに本当に必要なチェックだけに分岐するよう設計されています。この順序は重要です。無関係な分析に時間を浪費せず、最も価値の高い修正を先に浮かび上がらせるためです。
secure-workflow-guide skill の FAQ
secure-workflow-guide は Solidity 専用ですか?
はい、基本は Solidity の smart contract review に合わせて作られています。プロジェクトが EVM の contract codebase でないなら、secure-workflow-guide skill はたいてい相性が悪く、一般的な code review prompt のほうが適しています。
通常の prompt とはどう違いますか?
通常の prompt でもレビュー依頼はできますが、secure-workflow-guide は scan、分類、検査、文書化、検証という security workflow を内包しています。そのため、行き当たりばったりの意見よりも、一貫した audit prep を求める場合に向いています。
初心者でも使えますか?
はい、repo を指し示して目的を伝えられるなら使えます。事前に Slither のすべての plugin を知っている必要はありません。コントラクトの形を説明できるほど、secure-workflow-guide skill が workflow の適切な分岐を選びやすくなります。
いつ使わないほうがよいですか?
formal audit の判断の代わりには使わないでください。また、frontend や backend の app logic のような非コントラクト系システムの妥当性確認を期待するべきではありません。最も強いのは、「この Solidity codebase にはどんな security workflow を走らせるべきか?」という問いです。
secure-workflow-guide skill を改善するには
何を重視するかを、より明確に伝える
品質を最も大きく上げるのは、secure-workflow-guide skill にとって何が重要かを伝えることです。upgrade 安全性、token の挙動、authorization、initialization、external integration などがそれに当たります。最初の出力が広すぎると感じたら、対象を 1 つの contract family か 1 つの risk class に絞ってください。
意図だけでなく、具体的な artifacts を渡す
可能なら、チェックしてほしい具体的な contract、proxy 名、token standard、前提条件を指してください。「staking system をレビューして」よりも、「Staking.sol と StakingProxy.sol を initialization、role gating、storage compatibility の観点でレビューして」のほうが強い prompt です。2 つ目の prompt のほうが、どの checks を優先すべきかの曖昧さが減るため、secure-workflow-guide の使い方として優れています。
repo 全体をやり直すのではなく、見つかった点から次へ進む
最初のパスが終わったら、重要な結果を返して、次の判断を求めてください。修正の優先順位付け、false positive の切り分け、より深い manual review などです。これは、完全に新しい run を頼むよりたいてい有効です。Security Audit 向けの secure-workflow-guide では、最良の出力は repo 全体を無闇に広げることではなく、最初の report の後で scope を絞ることで得られます。
