handoff
作成者 mattpocockhandoff は、現在の会話を次のエージェント向けの簡潔な引き継ぎ文書にまとめるスキルです。PRD、計画、ADR、issue、diff を重複して書き直すのではなく、状況、意思決定、ブロッカー、元資料へのリンクを記録するために handoff スキルを使います。
このスキルの評価は 68/100 で、掲載は可能ですが、注意点を添えて紹介するのが適切です。目的が明確で、現在の会話を引き継ぎ文書に圧縮し、一時ファイルに保存し、必要に応じて次セッションの焦点に合わせるため、ディレクトリ利用者は確実に起動できます。一方で、リポジトリには SKILL.md が 1 つあるだけで、補足資料や例がないため、コアの引き継ぎ用途以外ではワークフローにある程度の曖昧さが残ります。
- トリガー条件と出力目的が明確で、次のエージェント向けの引き継ぎ文書を作ること、さらにファイルへ書き出すことがはっきりしている。
- 運用上の制約がよく定義されており、mktemp で作成した一時パスに保存し、すでに別の場所で記録済みの内容を重複させないようにしている。
- ユーザーが指定した次セッションの目標に合わせて引き継ぎ内容を調整し、次に使うスキルを提案する指針もあり、エージェントの実用性が高い。
- 補助情報が少なく、ベストプラクティスや境界ケースを補足するスクリプト、参考資料、リソース、例がない。
- インストールコマンドや追加ドキュメントもないため、既存のワークフローにどう組み込むかは利用者側で補う必要がある。
handoff skill の概要
handoff skill でできること
handoff は、現在の会話を次のエージェント向けの簡潔な引き継ぎ文書に変換します。何が重要だったか、何が決まり、次のセッションで何をすべきかを素早く共有したい場面のために設計されています。
どんな人に向いているか
セッション間で作業を引き継ぐとき、別のエージェントにタスクを渡すとき、あるいは継続実行のための AI 向けブリーフを作るときに handoff skill を使います。特に、repo 作業、複数ステップのプロダクトタスク、コンテキストの欠落がやり直しにつながるワークフローで効果を発揮します。
何が違うのか
handoff の本質的な価値は、単なる要約ではありません。既存の成果物を重複させず、次のエージェントが参照すべきソースを path や URL で明示する、実行可能な文書を求める点にあります。そのため、ただの「この会話を要約して」よりも実務的です。
handoff skill の使い方
handoff をインストールして、skill ファイルから始める
通常の handoff install では、repo から skill を追加し、まず SKILL.md を開きます。
npx skills add mattpocock/skills --skill handoff
そのうえで、自分のワークフローに適用する前に SKILL.md を読んで、出力形式と挙動を正確に把握します。
実際の次セッションの目的を与える
handoff usage のパターンが最もうまく機能するのは、次のセッションが何のためかを明確に伝えたときです。repo の引数ヒントは、たとえば次のようなフォーカス文を想定しています。
- “Continue debugging the TypeScript build failure in the payments package.”
- “Pick up the landing page copy review and finalize the CTA variants.”
- “Resume implementation of the auth flow after the API schema changes.”
「handoff を作って」のような曖昧な依頼では、文書の質が下がります。次セッションのゴールを絞ることで、何を handoff に含め、何を省くべきかを skill が判断しやすくなります。
書く前に、正しいファイルを読む
この skill は意図的に軽量なので、主要ソースは SKILL.md です。さらに、hand off にそのまま書き写すのではなく、skill が参照している周辺のプロジェクト成果物も確認してください。
README.mdAGENTS.mdmetadata.jsonrules/,resources/,references/,scripts/フォルダ(存在する場合)
作業内容がすでに PRD、plan、ADR、issue、diff、commit にまとまっているなら、hand off では繰り返さず、その参照先へのリンクを優先します。そうすることで文書は短く保たれ、次のエージェントの処理も速くなります。
自分のためではなく、次のエージェントのために書く
優れた handoff 文書には、通常次の要素が含まれます。
- 現在のゴールと進捗
- すでに下した判断
- 未解決の質問やブロッカー
- 次に確認すべき正確な file path、URL、成果物
- 引き継ぎ後のセッションで使うとよい skill の提案
ここでの基本原則は、プロジェクトの履歴を最初から説明し直すのではなく、次の一手がすぐ分かるようにすることです。
handoff skill の FAQ
handoff は長い会話専用ですか?
いいえ。handoff は、たとえ短くても複雑なやり取りのあとで、次のエージェントが準備時間を減らして入れるようにしたいときに有効です。特に、判断事項、依存関係、保全すべきソース成果物がある場合に価値があります。
通常のプロンプトとは何が違いますか?
通常のプロンプトは、要約を求めてそこで終わることが多いです。hand off skill はより意図が明確で、引き継ぎ文書を作成し、重複を避け、次のセッションが使うべき正準の成果物を指し示すことを目的としています。
handoff は初心者にも向いていますか?
はい。次のタスクをはっきり言えるなら使えます。初心者が最も良い結果を得やすいのは、シンプルなフォーカス文を与え、引き継ぎの整理を skill に任せる形です。
どんなときに handoff を使わないべきですか?
次のセッションに継続性が不要な場合や、必要なコンテキストがすでに別の成果物に完全にまとまっていて、次のエージェントがそれを直接読むだけでよい場合は、handoff を使わないでください。
handoff skill を改善する方法
次セッションのゴールを具体化する
handoff の出力品質は、次のセッションをどれだけ鋭く定義できるかに左右されます。良い入力は、単にプロジェクト全体ではなく、正確なフェーズ、サブシステム、判断ポイントまで指定しています。
正本の成果物を示す
現在の作業が doc、issue、diff にあるなら、それらを参照として含めてください。そうすれば handoff をコンパクトに保てます。これは、この skill が別の場所にすでに保存された内容を重複させない設計だからです。
制約と未解決の問いを含める
最も役立つ handoff 文書は、未解決の点を捉えています。たとえば、実装上のブロッカー、トレードオフ、レビュアーの懸念、まだ確認が必要な前提条件などです。こうした情報があれば、次のエージェントは以前の行き止まりを繰り返しにくくなります。
必要に応じて次の skill を提案する
この skill は次セッション向けの skill 提案を明示的に求めます。なので、次のタスクで別のワークフローが役立つなら、ぜひ含めてください。たとえば、残りの作業内容に応じて、計画向け、コーディング向け、レビュー向けの skill を次のエージェントに案内できます。
