qaは、会話ベースのバグ報告を、長く使えるGitHub issueへ変換するための対話型QAスキルです。エージェントが的を絞った質問を2〜3個だけ行い、文脈やドメイン用語を把握するためにコードベースを確認し、実装詳細を含めずにユーザー視点のissueを書けるよう支援します。報告が整理されていないときに、Issue Tracking向けの明確なissueを作りたいならqaを使ってください。
このスキルの評価は74/100で、注意点を理解したうえならディレクトリ掲載に適しています。QAからGitHub issueまでの具体的な流れがあり、手順もある程度明確なので、一般的なプロンプトよりもエージェントが起動・活用しやすいのが強みです。一方で、補助ファイルがなく、deprecated配下にあるため、継続利用の観点では制約があります。
- トリガーしやすい点が強みです。フロントマターに、バグ報告、QA、会話ベースのissue作成、またはユーザーが「QA session」と言及した場合に使うよう明記されています。
- 運用フローが明確です。短い確認質問は2〜3個までに抑え、バックグラウンドでコードベースを調べ、長く使えるユーザー視点のGitHub issueを作成するよう指示しています。
- エージェントにとって使いやすい設計です。プロジェクト固有のドメイン用語を使い、内部の実装詳細を避けるよう指示しているため、issueの質を高めやすくなっています。
- スキルは skills/deprecated/qa に置かれているため、現在も保守されているか、より新しい代替より優先すべきかを確認したほうがよいでしょう。
- サポートファイル、スクリプト、参照資料、インストールコマンドの記載がないため、導入可否の判断は主に SKILL.md の内容に依存します。
qa skill の概要
qa skill は、ユーザーがバグや挙動のわかりにくさ、製品上の問題を会話ベースで報告し、それを永続的な GitHub issue にまとめるための skill です。issue template に沿った書き方をユーザーに強いなくても、より質の高いバグ報告を集めたいチームに向いています。
qa skill は何のためのものか
qa skill を使うのは、散らかった報告から「ユーザーが何を期待していたか」「実際に何が起きたか」「再現するかどうか」「製品のどの境界に関わるか」を明確な issue に落とし込みたいときです。特に qa for Issue Tracking では、生のチャットログではなく、製品品質の issue として読める形にしたい場合に役立ちます。
何が違うのか
qa skill の主な価値は、その場でバグを直すことではありません。エージェントが要点に絞った少数の質問だけを行い、必要に応じて背景としてコードベースを確認し、プロジェクト固有の言葉で issue を起こせるようにする点にあります。issue の品質が重要で、単なる要約で足りないときは、一般的なプロンプトよりこちらが適しています。
向いているケースと向いていないケース
この skill が最も合うのは、ユーザーが見えている不具合、回帰、エッジケース、壊れたワークフローを説明できる場合です。すでに再現手順が完全にそろっている場合、原因分析だけが必要な場合、あるいは GitHub issue にする前提ではない作業の場合は、やや相性が落ちます。
qa skill の使い方
リポジトリに qa をインストールする
npx skills add mattpocock/skills --skill qa で qa skill をインストールします。これはライブラリではなくセッション用のワークフローとして扱ってください。導入後は、ユーザーが QA をしている、バグを報告している、会話ベースの報告から issue 化したいと言ったときに使います。
まずはラフなユーザー報告から始める
qa skill は、最初の入力が整ったバグテンプレートではなく、ユーザーの自然な言葉での不満であるときに最もよく機能します。良い入力には、症状、期待した結果、おおまかな背景が含まれていることが多いです。たとえば「モバイルで下書きを編集したあと、保存ボタンがときどき何も起こさない」といった形です。これだけあれば、エージェントは 1〜2 個の鋭い確認質問をして、そのまま進められます。
最初に読むファイル
まず SKILL.md を開き、続けて README.md、AGENTS.md、metadata.json、さらに rules/、resources/、references/、scripts/ フォルダがあれば確認してください。このリポジトリでは重要なのは skills/deprecated/qa/SKILL.md です。補助スクリプトや参考フォルダはないため、この skill はそのファイルの指示と、自分で見つけるリポジトリ文脈に依存します。
セッションはこの順番で進める
基本の流れはシンプルです。ユーザーに問題を説明してもらい、確認質問は 2〜3 個までに抑え、バックグラウンドでコードベースを調べて用語や挙動の境界をつかみ、そのあと issue を起こします。報告に複数の不具合が本当に含まれているなら、書く前に分割してください。そうすることで、GitHub issue を実際に動かせる内容のまま保てます。
qa skill の FAQ
qa は GitHub issue 作成専用ですか?
基本的にはその理解で大丈夫です。qa skill は、会話ベースのバグ報告を、後から役立つだけの文脈を含んだ GitHub issue に変換することに最適化されています。デバッグ、コード変更、トリアージの判断が必要なら、別のワークフローのほうが合う場合があります。
qa は通常のプロンプトと何が違いますか?
通常のプロンプトは、細部を集めすぎたり、ぼんやりした要約を書いてしまいがちです。qa skill はやり取りを絞り込みます。確認質問は最小限、バックグラウンドでのコードベース確認、そしてプロジェクトのドメイン言語を使った issue 文面という構成です。そのため、一発のプロンプトよりも qa for Issue Tracking に強くなります。
初心者に深いリポジトリ知識は必要ですか?
いいえ。むしろ、この skill は推測を減らすためのものです。初心者でも、自分の言葉で症状を伝えれば、ワークフローが重要な点を拾ってくれます。必要なのは、会話で扱える程度には問題が観測可能であることです。
どんなときに qa を使うべきではありませんか?
問題が純粋に仮説段階で、まだユーザーに見える症状がない場合や、issue ではなく修正方針がすでに必要な場合は、qa は使わないでください。そうしたケースでは、デバッグ用や計画用の skill のほうが適しています。
qa skill を改善するには
まず最も明確な症状を伝える
qa skill は、最初のメッセージに目に見える失敗、期待される挙動、できるだけ狭い文脈が入っているほど、より良い issue を出します。「Export fails」よりも、「Firefox で 2 つ目のフィルターを追加してから Download をクリックすると、Export が失敗する」のほうが強いです。具体性があるほど、確認質問も最終的な issue title も良くなります。
1 つのバグと複数の問題を分ける
よくある失敗は、いくつもの問題を 1 つの不満としてまとめてしまうことです。UI の不具合、パフォーマンスの遅さ、データ欠落が同じ報告に混ざると、issue のトリアージが難しくなります。qa skill に何かを起こさせる前に、ユーザーへの影響と再現経路で分けてください。
再現手順と境界条件を追加する
すでに再現手順がわかっているなら、はっきり書いてください。バグが断続的に起きるなら、発生頻度、デバイス、ブラウザ、アカウント状態、データセットサイズも伝えます。こうした情報があると、qa skill はそれを 1 件の issue と見るべきか、パターンなのか、もっと広い障害なのかを判断しやすくなります。
issue の下書きを反復する
最初の下書きのあとで、文面が長く残せる形になっているか、ユーザー向けになっているか、実装詳細が混ざっていないかを確認してください。まだチャットメモのように見えるなら、タイトルをより締める、期待値と実際の差を明確にする、別 issue にきれいに分ける、といった調整を依頼するとよいです。
